1月16日、群馬県は粗飼料の放射能検査の結果を公表しました。
県内94カ所で収穫されたもののうち、14カ所で乳牛と肥育牛向けの暫定基準値300Bq/kgを超える結果となったそうです。
粗飼料は牧草の干し草やサイレージ(牧草の漬け物)で、夏の間に収穫して、貯蔵飼料として食べさせるものです。
神津牧場でも夏の間は放牧していますが、12月の中旬からは夏の間に収穫した牧草をサイレージとして、貯蔵しておき、食べさせています。そこで、県の調査に合わせて、自主的に、サイレージの検査を行いました。
その結果は、暫定基準値を大きく下回る結果でした。
一番肝心なのは、製品である生乳に放射能が出ることです。そこで、上記のサイレージを給与した生乳の検査も行いました。その結果は現在の暫定基準値(200Bq/L)だけでなく新たに設定される基準値(50Bq/L)も下回る結果でした。
なお、夏の放牧期間中にも検査しており、こちらも検出せずの結果を得ております。また、牛肉についてもと畜時に何回か検査をしましたが、検出せずとの結果でした。
今後も、節目、節目で検査をしていきたいと思っておりますので、これまで通り、神津牧場の製品をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
(須山)