2013年12月29日日曜日

今年はありがとうございました。

みなさん、こんにちは。
 いつもこの場長&スタッフブログをごらんいただきありがとうございます。

 早いもので、2013年も残り少なくなりました。
 皆様、今年はどんな年でしたか?

 私はここで働き始めて早半年になりました。
 このブログやガイドツアー、夜の牧場探検など、
 様々なものをお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
 まだまだ未熟者なので至らない点もあったかと思うのですが、
 みなさんの笑顔や嬉しいコメントに支えられて、
このように年末を迎えることができました。
 本当にありがとうございました。

 2014年はさらにパワーアップして、
 皆様に愛される神津牧場を作っていきたいと思いますので、
 どうか来年もよろしくお願いいたします。

 そして、寒い年末となりましたが、
 風邪をひいたりしないよう、
 気をつけてくださいね。

 それでは、皆様、よいお年をお迎えください。
 それではまた。

 庄山由美







2013年12月22日日曜日

冬のおもしろミッション「野生動物を追跡せよ」

本日の天気:晴れときどき曇り
本日の最低気温:-3.4℃
 
雪が寒さを蓄積しているような今日この頃です。
いま、雪がところどころで凍っているのですが、
踏み固められていない場所はパウダースノー状態だったりします。
寒いんでしょうね。。。
筆者は東京都のすぐとなりのK県K市出身なのですが、
故郷ではありえない寒さだなとつくづく感じます。
 
ウシたちもなんとなーく、
固まって・・・ます?
というよりも、みんなで太陽に向かって日向ぼっこしている、という表現の方が合っているかもしれません。
 
さて、今日の話題はタイトルにもある通り「野生動物の追跡」です。
雪が無い時は、野生動物たちがどんな動きをしているのか、
追跡するのは至難の業です。
(発信器つけて電波を受信して動きをみる“テレメトリ調査”もありますが、
 まず発信器を付けるために捕獲するのがほんとに大変なんです。。。)
 
しかし!
前回のブログにも書いたとおり、雪が降れば動物たちの足跡がたくさん残るので、
どういう風にどこへ歩いて行ったかが明確にわかります。
 
こんな感じ。
足跡の付いてる向きを見たり、雪のちらばり具合を見たりすると、
彼らがどちらからどちらに歩いて行ったかもきちんとわかります。
 
こういうのをアニマルトラッキングと言いますが、
いまいちよく実感できないかと思いますので、お試し版を写真にてお送りします♪
 
 
本日のターゲットはニホンジカです。
深い雪に2つの蹄がはっきり残るので、かなり簡単に見分けられます。
 
上の写真では、シカが手前から奥の方に向かって歩いて行った様子。
早速追いかけてみましょう♪
 

 
 
追いかけてみたら林の手前まで来ました。
看板は池がある方向を指していますが、どうやらシカさんはそちらには行かなかった様子。
じゃあ、この足跡の先はどうなっているのか。。。
 
じゃーん。
絶壁でした(汗)
真ん中に写っている足跡が、私が追いかけていたシカです。
写真だとあまり臨場感が無いのですが、
かなりの急斜面になっていたため、
筆者は下りられませんでした。
シカの運動能力ってやっぱりすごい。そう思わざるをえません。
 
ただ、一体この子はどこに行ったんだろう?
何を目的にこの急斜面をわざわざ下りたんだろう?
 
そんなことを考えながら観察を進めていくのが、
アニマルトラッキングの面白いところ。
他の動物に追いかけられてたら、その動物の足跡もつくし、
シカの足跡だって「走ってる足跡」に変わる。
でもそんな痕跡はないし。。。
 
そう思って斜面の下を見ると、
沢がありました。
きっとこのシカ、水でも飲みに行きたかったのかな。
そんなことがなんとなくわかっちゃうのです。
 
さっきも言いましたが、冬じゃなければ、そして雪が降ってなければ、
こんな風に野生動物を追跡することはかなり難しいのです。
今回のシカはかなりの初級編。
牧場内にはタヌキ・アナグマ・ノウサギなどなど、
たくさんの動物たちが暮らしています。
そんな動物たちの暮らしを知るにはもってこいの今。
興味がある方、もっとふかーくやってみたいという方、
ぜひ筆者までお声掛けください。
 
さてさて、今日は冬至です。
某動物園では世界最大のげっ歯類カピバラがゆず湯に入っていましたが、
みなさまもゆず湯に入ってかぼちゃを食べ、
これから1年間、風邪をひかないようにおまじないをしてみましょう♪
 
話題は尽きませんが今日はこのあたりで失礼します。
それではまた。
 
庄山
 

2013年12月20日金曜日

どこも大荒れ?神津牧場は銀世界です。

 

本日の天気:曇りのち雪(積雪15cmくらい?)
本日の最低気温:-5℃

東京では雹(ひょう)が降ったそうですが、
神津牧場では雪が降りました。それもたくさん。
筆者、実は昨日・一昨日と千葉県の自宅(筆者は単身赴任中なのです)に帰っていました。
その間に雪が降り、
帰ってきたら銀世界・・・(汗)
そこにさらに今日、雪が降り積もりました。

メインストリートもこんな感じ。
以前と比べると、全然景色がちがいますよね。
新雪なのでふわふわとしたとてもやわらかい雪が降り積もっています。
 
こうも雪が降っていると、世界が白黒になってしまったような感覚に陥るのですが、
白黒に隠れてこんなにかわいい子が眠っていました。

ツルウメモドキです。
これが、
こんなにたくさん。木に絡みついていました。
雪が無くても十分可愛いのですが、雪があった方が可愛いかも、と、個人的には思います。
 
そして、前回のエントリーで言っていた、池。
見事なことになっておりました。
 
はい。凍っています(汗)
雪が積もっている写真左側、ここも凍った池です。地面じゃありません。
ちなみに本日、石が見当たらなかったので、適当に雪玉を作って投げてみました。
すると、シャーベット状になった池表面が陥没。
まだ、立てません。危ないです。
池の上に立つぞチャレンジ、本日は見送りました。

さてさて、
新雪のお楽しみはこういった風景なのですが、
おそらく明日~明後日あたり、もうちょっと愉快なことが雪上で繰り広げられているはずです。
雪がやんで、夜を迎えると、
野生動物たちが雪上を動き回ります。
すると、その足跡が残るので、彼らを追跡することができてしまうのです!
タイミングを見て、またそれもご紹介したいと思います。

冬の神津牧場の魅力はまだまだたくさんあります。
次のエントリーもお楽しみに。。。

それではまた。

庄山

2013年12月17日火曜日

ロッジ周辺、初冠雪でした。

本日の天気:くもり
本日の最低気温:-3.9℃

前回、12月14日のエントリーで「そろそろ雨や雪が降ってくれないと困るなぁ」なんて書いていたからでしょうか。
12月15日。
この日は筆者、早番でウシのお世話でした。
午前5時過ぎに、真っ暗な中、外に出ると・・・雪。
静かに静かに、夜の間につもっていたのです。
積雪量は2cmくらいでしょうか。
その日はウシたちも転ばないように慎重に歩いていました。

さて、本日写真を撮ってみると、
もうほとんど雪は溶けてしまいました。
日中も日陰になっている場所はきちんと残っています。

ちょっとでも溶けたところは凍ってつるつるになっていますが、
それ以外の場所はまさにパウダースノーという感じの雪が、今でも残っています。
きっと寒い&乾燥しているからこうなるのでしょう。
風が吹くと地面の雪が舞い、
ミニ地吹雪が出来ているのも見られちゃいました。
自然って面白いですねぇ。

そして・・・。
この写真奥に写っている池にも少々の変化が見られました。
段々と凍り始めているのです。

昔々はこの池が完全に凍りつき、スケートまでできたことがある、とのこと。
近年はちょっと怖いとのことですが、
歩くだけであれば、
石を投げてみて、その石で氷が割れなければOK,
割れたらNG、
と、とある職員に教えてもらいました。

投げる石の大きさも、ある程度のものを投げないとダメそうですが・・・、
ここまで教えてもらったら・・・やるしかないですよね(笑)
ちょっと命がけですが(池に落ちたらこの気温と低水温ですから・・・ね。)、
様子を見ながらいつかトライします。

売店もウシたちも続々と冬を過ごす形態に変わってきています。
積雪・凍結等、ちょっと来るのが難しくはなっているのですが、
ホットミルク(来場者には1杯無料サービスです♪)を作って皆様のご来場をお待ちしております。
ぜひ遊びに来てください。
そして、真冬の牧場アドベンチャーも・・・よろしくお願いします。
第1回目(1月25日土曜日実施分)は1月18日が締め切りですからね♪

それではまた。

庄山



2013年12月14日土曜日

真冬の牧場アドベンチャー、募集開始です!

本日の天気:快晴
本日の最低気温:-2.9℃

そろそろ雨や雪が降ってくれないと困るなぁ、
そんなことを思っている今日この頃です。
実は神津牧場、例年ならもう積雪しているころなのに、
雪が積もる気配がありません。
この前、ちょこっと降りましたが、積もることなどなく、あっという間に溶けて行きました。。。

さて、そんな今日この頃なのですが、
イベントのお知らせです。
真冬イベント第1弾「真冬の牧場アドベンチャー」。

ブログにも書きつづってきましたが、
冬の牧場だからと言って、やることがない、楽しくないなんてことは全然ありません。
ただただ寒いだけじゃん、なんてこともありません。

たとえば、2012年にサクラソウ会議さんが主宰したイベントでは、
真冬の仔牛に会いに行ったり、
ネイチャーハイクをしてみたり(ニホンジカ・ノウサギなどの野生動物の痕跡がばっちり見られちゃいます♪)、
牧草地をそり滑り場にして遊んじゃったり・・・(笑)。

冬だからこそ面白いプログラムが満載なのです。

今回のイベントは、当日まで何をやるか、すべてお楽しみです。秘密です。
神津牧場のガイドである筆者が、
「その日、一番楽しいもの」を皆様にご紹介&実施します!

さらには、ジャージー牛のお昼ごはんと、
牧場産のニホンジカの角を使ったストラップのお土産付き!

詳しくはHPの「お知らせ」を見てくださいね。
皆様のご応募・ご参加をお待ちしております♪

それではまた。


庄山

追伸:
第1弾ってことは・・・第2弾もありますからね。
乞うご期待。。。

2013年12月5日木曜日

霜がおりています。

本日の天気:晴れ
本日の最低気温:0℃
       湿度:31%

神津牧場の標高、侮りがたし。
最近、最低気温が0℃前後、若干マイナス寄りで推移しています。
寒いですねぇ。。。

さて、今日はちょこっと用事があり、
朝、放牧地へでかけました。
すると、行くための道が霜で凍っていました。

これ、午前9時ごろの写真です。
神津牧場にいらっしゃる場合、早朝や夕方だとスタットレスタイヤをはいていた方が無難です。
お昼は霜も氷も溶けてしまうことが多いのでまだ大丈夫・・・うーん、でも不安です。

さて、車にとっては厄介な霜、ですが、
たまに面白い光景を見せてくれることもあります。
たとえばこちら。

白っぽいものはすべて、落ち葉におりた霜です。
普通、落ち葉を踏むと「ガサガサっ!」という音になりますが、
踏んでみたら「ざくざくっ!」と言いました。不思議な感触です。

さらに、
木にぶら下がっている葉にも霜。
これがさらに激しくなると「霧氷」という現象を見ることができます。
樹氷のもっと繊細なバージョンだとお考えください。
筆者、実はその霧氷を写真に撮りたくて放牧地へ行ったのですが、
本日は不発に終わりました。
いつか必ず、みなさんにその様子をお届けしたいと思います。

そして最後に、
ちょっと面白霜をご紹介。
タイトル「逆さ富士ならぬ逆さ牧柵(笑)」

何が起こっているか、見えるでしょうか。
道路一面に下りていた霜が太陽光で溶けたんです。
でも、
牧柵の陰のところだけはとけずに真っ白に霜が残っている。。。
よく、水面に写る富士山を逆さ富士と言ったりしますが、
水面じゃなくて地面に牧柵発生。。。
形がほんとにそっくりそのまま残っていたので、
思わず写真を撮ってしまいました。

皆様がお住まいのところでも、
もうかなり寒さが厳しくなってきているかと思います。
風邪などには十分気をつけつつ、
身の回りでも「冬だから起きたおもしろいこと」を探してみてください。
もし面白いものを見つけたら・・・ぜひ教えてくださいね♪

それではまた。

庄山





2013年12月3日火曜日

ガイドツアー(お試し)期間が終了しました

今日は皆様にお知らせとお礼です。

9月28日(土)から開催しておりました、
「神津牧場ガイドツアー(お試し)」、
12月1日(日)をもちまして、無事に今シーズン終了となりました。

土日祝日開催でしたが、
イベント等で中止せざるを得ない日もありました。
11月2日からは、参加者の方にアンケートもご協力いただきました。

お陰さまで、
期間中、
なんと241名もの、大変多くのお客様に参加していただきました。
そして、アンケートでツアーを5点満点評価していただいたところ、

平均評価 4.78点

という、大変嬉しい評価をいただくこともできました。
ありがとうございました。

ツアーの評価はガイドする人間の実力と思われがちなのですが、
私個人的には全然違うと考えています。
ツアーの評価は、「参加者全員のツアーを作り上げる力」が産みだすものだと思っています。
参加した方、ひとりひとりが、考えたり、質問したり、びっくりしたり、笑ったり、
そういうことをすることで、どんどんと良い雰囲気のツアー、つまりは良いツアーが生まれていきます。
ガイドする人間は、フィールドを提供し、あくまで「お手伝い」をする立場だと思うのです。

だから、良いツアーは参加者の皆様の助力無しでは成立しません。
ガイドツアーに参加して下さった241名の皆様、
アンケートにご協力くださった皆様、
ほんとうにありがとうございました。

今後、なにかぽっと出てくる可能性があります。
みなさま、ブログ・HPは引き続き要チェックでお願いいたします。

本日は文章のみで失礼します。
それではまた。

庄山

2013年12月1日日曜日

冬ならではの楽しみ方~上を向いて歩こう!~

ウサギ(右)「さむいねー。」
ウサギ(左)「ねー。もうやんなっちゃうよ」

という会話が聞こえてきそうな写真が撮れちゃいました。

本日の天気:晴れ
本日の最低気温:-1.5℃
       湿度:30%

最低気温がマイナスになっているので、
朝になると霜、氷、巨大な霜柱がそこかしこに登場しています。
車でご来場される場合には、日陰に要注意です。
何気なく路面が凍っていることがあります。

さて、今日の話題は「上を向いて歩こう!」です。

この写真をご覧ください。

木々の葉がほぼすべて落ち、がらーんとした景色に変わった神津牧場です。

紅葉が終わったらすべての魅力がなくなってしまう、そんなことはありません。
今だからこそのキーワード、それが「上を向いて歩こう!」なのです。

がらんどうの木々を見上げてみると、
葉が生い茂っていた頃には見えなかったものが見えてきます。
前に紹介したはやにえはもちろんですが、
巨大なハチの巣、鳥の巣、ヤドリギ、まだここにいる鳥たち・・・など。

寒いので(しかもこの牧場の寒さは下界とは違った寒さなので)どうしても下を向いてしまいがちなのですが、
上を見てみると意外な魅力を発見できます。

ただ、なかなか自分たちでは見つけにくいというのも事実です。
ですからいつか・・・これを材料にしてなにかできないかなぁ。
そんなことを日々考えつつある筆者です。

それでは、今日からいよいよ12月。
みなさまも風邪などひかないよう、気をつけてお過ごしください。

庄山

2013年11月24日日曜日

夜の牧場探検リポート~このイベントの真のねらい~

本日2回目の投稿です。
夜の牧場探検リポートの2回目は、
このイベントを実施した「ねらい」について、お話ししたいと思います。

この写真は、牧草地に出てきたオスのニホンジカを撮影したものです。
みなさんはこれを見て、なにを感じるでしょうか。

神々しさだったり、格好よさだったり、
こんなのが間近で見られちゃったら感動っ!、といった感情を持つ方も多いと思います。
もちろん、筆者自身も会う度に心の中で感動します。
野生の生き物たちって、本当に、心から、美しいと思うのです。

でも、その生き物たちが、牧場にとってはとてもとても困ったことをしています。
ウシに食べさせるための牧草を、まるでブルドーザーのように食べまくっているのです。
その被害額は年間およそ2000万円にのぼると言われています。
ちょっと信じられないような金額ですよね。

さらにこの牧草の食害、牧場だけではなく、
最後の最後にはシカたちにとってもあまりよろしくない状態なのです。
牧草を食べて増えるだけ増え、最後には植生が荒らされてシカたちもすめなくなる。
もしくは土壌崩壊を起こす。
そんなことがいずれ起こるでしょう。

それを防ぐためにはどうすればいいのか。
シカから牧草を守ること、それが私たちにできることなのだと考えています。
ただ、シカもかなりしつこく、一筋縄ではいきません。

今回のイベントでは、この「鳥獣害」を実際に目の当たりにしていただき、
ヒトと野生動物との共存を考えるきっかけにしてほしい、
そんな思いがねらいの1つに入っていました。
ですから、イベント中、
参加者全員で車から降り、シカたちを追い上げる、なあんてこともしていました。
普段、車から降りてヒトに追いかけられる、なんて経験をあまりしないシカたちなので、
ちょっとは出てこなくなるかな、と。
そう思っての追い上げ、つまり鳥獣害対策の1つとしてのアクティビティだったのです。

そして、その効果はあったのか。

実は筆者、そして協力してくれている畜産草地研究所の方、中央農業総合研究センターの方、で、
イベント前後のシカ出現数を数えていました。

その結果は・・・ダメダメでした。。。

16日に追い上げたところ、
次の日には40頭以上のシカを確認。
追い上げ前後とほぼ変わらず。。。
なんだかとほほな結果に終わってしまいました。

だけどこれでも、
なにもやらないよりはましなはず。
でも!
次回は違う策を練ろうと、次回実施を虎視眈々と狙っている筆者でした。

この企画、かならずまた実施します。
その時にはぜひ、参加してみてくださいね。

それではまた。

庄山

クイズ「おかしなところはどこでしょう?」のこたえ

 
 さてさて皆様、
昨日の答え、分かったでしょうか。

よーくこの写真を見ると、
ここに、虫が刺さっております。
見つけてくれた方は「虫が木になってる」という絶妙のコメントをしてくれました。
その通りなのです。
拡大写真はこちら。

バッタ、ですよね。

これ、一体なぜこんな風になってしまったかというと、
おそらく鳥の「モズ」の仕業です。

モズは何故か取った獲物を枝や有刺鉄線、
そのほかとがったものに突き刺すという習性をもっています。
これがなぜなのかはよくわかっていないそうです。
枝をフォークがわりにして獲物を固定して食べているとか、
食糧を貯蔵するためとか(でもすぐ忘れて放置することも多々・・・)、
そういった説はあるものの、確定的な理由はわかっていないそう。
特に秋に見られるので、
はやにえが発見された高さで積雪の量を占う、なーんてこともできるそうです。
(このはやにえ、めちゃめちゃ高いところにありましたけどね/汗)

最近、葉がほとんど落ちて丸坊主状態になった木がたくさんあります。
そんな木をよーく見ていると、
こういったはやにえ等、
葉っぱがあったころにはまったくわからなかった物が見えてきます。

冬だから、紅葉が終わったからと言って、見所が無くなってしまうわけではないのです(^-^)
ぜひみなさま、寒い時にもちょっと立ち寄ってみてくださいね。

それではまた。

庄山



2013年11月23日土曜日

クイズ「おかしなところはどこでしょう?」

本日の天気:晴れ
本日の最低気温:0.5℃
       湿度:41%


もう秋とは言えない天気が続いております。
お知らせにも書いたとおり、
神津牧場は冬に向けた体制に移行しつつあります。

が、ガイドツアーはまだまだやっています。
明日は午前のみ、
そして11月30日、12月1日は午前・午後と実施しますので、
今年最後のガイドツアー、ぜひ参加しに来てくださいね♪

さて、そんな今日。
ガイドツアーのお客様がとっても素敵なものを見つけてくれました。
ブログに載せて良い?と聞いたら快くOKをいただきましたので紹介いたします。
それがこちらです。

タダの木ではありませんよ!
なんかおかしなところがありますからね。

さて、ここで3度目。恒例のクイズです。
今回はおそらく、異変を見つけるのは簡単だと思いますので、
クイズの難易度を上げます。

問1.おかしなところはどこでしょう?
問2.なぜこんなことが起こったのでしょう?

さぁ、完全なる正解者は現れるでしょうか。
今回の答え合わせは明日(11月24日)の夕方に行います。
挑戦者、求む!
といった感じです。
分かった方はコメントをどうぞw

あ・・・、今日、ガイドツアーに参加した方は内緒ですよ!
よろしくおねがいします♪

それではまた明日。。。

庄山

2013年11月21日木曜日

来年は午年。そう、年賀状の季節がやってまいりました!

 本日の天気:晴れ
本日の最低気温:1.2℃

冬晴れ、といったらよいような天気です。
風は冷たいのですが、空気が澄んでいます。
その証拠に・・・上の写真は神津邦太郎の銅像がある場所で撮影しましたが、
かなり遠くまで、写真に写りこんでいます。

さて、今日の話題は「年賀状」です。
11月1日から年賀状が発売され、
12月15日には引き取りも開始。
ということは・・・その材料集めをしなくてはなりません(笑)

筆者はと言いますと、
子年(ねどし)では我が家のゴールデンハムスターに活躍してもらい、
丑年(うしどし)は牧場の写真を探しまわり(この時はまだここで働いていなかったので)、
寅年(とらどし)は動物園で(たしか)スマトラトラを撮影し、
兎年(うさぎどし)はイラストでごまかし(汗)、
辰年(たつどし)は某水族館勤務だったためにタツノオトシゴを撮影し、
巳年(みどし)は私事でてんやわんやだったためにやっぱりイラストでごまかし・・・。

そんなこんなで迎える午年(うまどし)、
神津牧場にも良き被写体と言いますか、
年賀状に相応しい仲間がいるのをご存知でしょうか。
それがこの子たちです。
ポニーのロビンくん(オス、右側の子)、
そしてモモコちゃん(メス、左側の子)。

凛々しい顔で映るロビンくん。
カメラには興味津津なのに、実はとってもビビりな子です。
近づいてくるのに手を出すと逃げる。・・・でも近づいてくる(笑)
いわゆる“ツンデレ”な感じを醸し出す男の子です。

一方、マイペースなモモコちゃんは、
私がカメラを向けてもしらんぷり。
黙々と乾草を食べ続けておりました。
ポニー乗馬で出ていたのは、いつもモモコちゃんの方でした。

いつもいる2頭を囲んで(といっても放飼場の外からですが)写真をとれば、
家族写真の記念になるばかりではなく、
今年の年賀状でも活躍すること間違いなし!
この2頭には常に会うことができますので、
年賀状用写真を撮りに来てみてはいかがでしょうか。

ちなみに、さっきのロビンくんの写真を年賀状用に加工してみました。
「謹賀新年」の看板を持たせてみました。
意外に・・・いけるかも(笑)
パソコンのアプリ「ペイント」で簡単に加工するだけでもなかなか面白い画像が作れちゃいます。
ポーズに合わせて画像を加工するのもなかなか楽しい。。。

雪が降ってしまうと来るのが大変になってしまいますので、
狙い目は今週・来週の土日、といったところでしょうか。
特に今週の土日(23、24日)で鉄板焼きコーナーの今季の営業は終了してしまいますので、
ジャージー牛の食べ納めも兼ねて、
ぜひ牧場に遊びに来てください。

それではまた。

庄山






 

 

2013年11月17日日曜日

季節は冬へ!

本日の天気:快晴
本日の最低気温:0.1℃
       湿度:42%

段々と冬の足音が聞こえてきています。
最近、筆者が午前5時に出勤した時には、
足元に霜が降りていました。ところどころ、凍ってもいました。

本格的に寒くなってきている今日この頃なので、
ぜひ皆様、牧場に遊びに来るときにはダウンジャケット等、
冬用装備でいらしてください。
車のタイヤ、
筆者はビビりなので早々にスタットレスタイヤに履き替えています。
が、
まだみなさまは大丈夫かと思います。
特に朝晩は冷えますが、昼間はある程度あったかくなりますし、ね(^-^)

さて、今日、ガイドツアーで放牧地に行くと、
ウシたちはこんな様子でした。
そろそろ牧草地に草がなくなってきているので、
いまは夏の間につくったロールベール乾草やロールベールサイレージを与えています。
ただ、ウシたち、
ちょこちょこと生えている草を見つけては、
もくもくと草を食べておりました。
やっぱり青草の方が好きなんですね。

さてさて、この写真ではちょっとわからないのですが、
最近、ウシたちに変化が訪れています。

“ふわふわもこもこ”

なのです。

夏はさっぱり短髪だったウシたちですが、
最近なんだか毛深くなってきました。
そう、冬毛なんです。
特に搾乳をしていると、
ウシの乳房を洗浄するので違いがよくわかります。

なかなか寒い時に牧場は行きたくないなぁと思っている方。
ふわもこのウシ、見たくありませんか?
最低気温がマイナスになるのも珍しくない今日この頃、
ぜひみなさん、本格的な冬になる前に(スタッドレスタイヤが必要になる前に!)、
ふわもこのウシたちに会いに来てください。

それではまた。

庄山


2013年11月8日金曜日

「夜の牧場探検」リポート~第1回目~


本日は趣向を変えまして、
先日行われた「夜の牧場探検」のリポートを行いたいと思います。
ただ、あまり内容をバラしてしまいますと2回目(11月16日)の楽しみが無くなってしまいます。
なので、ゆるゆると、ほんの少しだけ。

夜の牧場探検はまず、
昼の牧場を探検するところからはじまります。
15時集合なのはそのためなんですね。
ここで夜のポイントを確認したあと、
いよいよ夜プログラムの開始です。

まずはみんなで放牧地へ歩いていきます。
夜ですから、
そして街灯なんてないですから、
(ちなみに筆者は最寄りのコンビニまで車で20分かかっちゃうような山奥ですから)、
何をするにも真っ暗闇です。
お話をするのも、何かを観察するのも。。。
ときどき「ガサッ!」と音がしたり、
何かが鳴く声が聞こえて来たり、
はたまた気づいたらこんな状態になっていたり・・・。
 
 
電灯もなにもない場所に、夜に行くということ。
しかも、車じゃなくて、建物の中でもなくて、生身で歩いていくということ。
そうすることで、普段ではなかなか感じられない、
「自分もヒトという動物であり、
この地球のちっぽけな命の1つであること」
を実感できる気がしています。
 
夜は怖いです。恐ろしいです。
何が出てくるかわからなくて、
身一つだからすべての感覚が研ぎ澄まされていきます。

すると、普段出てきてくれない隣人がひょっこりと現れたりするのです。
こういう場面に出くわすと、
ちょっと感動です(^-^)
ただこれも、「感動」以外の要素があるのですが・・・、
それはおいおい、16日が終わってからお話ししましょう。

さて、今回のこの企画に、
たまたまユーラシア旅行社の方が参加しておりました。
その方が書いてくださった感想がこちら↓(本人許諾済み)


仕事柄海外で動物を見る為に出かけたことはありますが、
アフリカのサファリやガラパゴスよりも、牛と鹿は新鮮なオドロキがありました。
楽しいツアーを本当にありがとうございました。


参加した皆様、こちらこそ、ほんとうにありがとうございました。
某実験は16日終了後にお話しします。
楽しみにしていてくださいね。

11月16日実施分は、まだ空きがあります。
直前となってしまいますが、
11月13日ごろまでは受付をしている予定ですので、
興味のある方はぜひお申し込みください。

これで第1回のリポートを終わります。
それではまた。

庄山

2013年11月7日木曜日

秋が深まる神津牧場と雲海と。。。

 
 本日の天気:晴れときどき雨
本日の最低気温:5℃
       湿度:60%

みなさん、今日は立冬(りっとう)です。
季節はどんどんと冬に向かっています。
昨日の最低気温は、なんと2℃でした。
今日はまだ暖かいほう、みたいです。
上の写真は本日撮影したもの。
紅葉したモミジがまるで絨毯のように折り重なって落ちていました。
先日のガイドツアーに参加されたお客様も同じスポットで写真を撮っていらっしゃいました。
先週の3連休で終わりかと思いきや、まだまだやっぱり綺麗です。

そして、今日はこんな風景も見られちゃいました。
奥の方、そう、「雲海(うんかい)」です。
要は盆地のような場所に霧が滞留し、こんな景色が見られます。
ちょうどお昼頃に見られた光景だったのですが、
見つけた瞬間、ちょっと感動モノでした。

この様子はライブカメラにもばっちり映っており・・・、
ちょっと小さめですが、こんな風に見えていました。
同じところから見てる景色なのに、いつもと雰囲気が全く違います。
みなさん、ライブカメラは要チェックですよ!

さて、番外編です。
本日、ちょっとした用事があり、また放牧地へ行ってきました。
そこで撮影した写真がこちら。
森の中にウシ。背後には放牧地。
神津牧場では、お昼に職員がウシを迎えに行き、出入り口を解放してウシを搾乳室へと向かわせます。
そしてそのウシが列を作って歩く姿を「ウシの行列」としてみなさんに公開しているのです。
この写真はその「お迎え」の瞬間です。
山地で放牧をしている神津牧場ならではの風景と言いましょうか。
なかなか面白い一枚です。

(ちなみにですが、イベント「夜の牧場探検」や宿泊のお客様のみに行っている「ナイトツアー」では、
こういった放牧地へ、まっくらな足元を懐中電灯で照らしながら探検していきます。
ご興味ある方はぜひご連絡ください。)

立冬とはいえ、まだまだ楽しみどころ満載な神津牧場です。
そしてまだまだ、ソフトクリームも販売中!
澄んだ空気を吸いながら、紅葉の中をお散歩。
ちょっと疲れたらソフトクリームを食べながら休憩、なんてプランもいいかもしれません。
現在試行中のガイドツアーも、午前午後に開催中です(詳しくはお知らせを見てくださいね)。
ぜひ皆様、お出かけください。

それではまた。

庄山

2013年11月1日金曜日

紅葉情報とショッキングピンクな拾いもの

 
本日の天気:快晴
本日の最低気温:5.3℃
       湿度:40%

もうすっかり秋の雰囲気な神津牧場です。

駐車場から降りてくる道もこんな感じです。

山もほんのり紅茶色に染まっています。

普通、紅葉といえば、葉が綺麗に黄色や赤になってから落葉します。
ですが今年は、いきなり茶色になって落葉、なんて姿がまま見受けられます。
ずっと暑くていきなり寒くなったからでしょうか。

ということで、おそらく神津牧場の紅葉は今週末が見ごろです。

これを過ぎると冷たい風とともに葉っぱが落ちてしまいそうな気配があります。
そして、綺麗な景色を見たいという方、午前中がオススメです。
最近は日の入りが早くなったせいか、午後だと日の光がオレンジっぽくなっています。
ですから上の3枚の写真も午前中に撮影しました。
今週末は3連休なのでぜひ、おでかけください。

さて、ちょっと用事があって放牧地に出かけていた筆者ですが、
ちらっと沢に目をやると、
変なものが目に飛び込んできました。
真ん中に写ってるこれです。

まわりじゅうが茶色なのに、ここだけなぜかショッキングピンク。。。
しかもでっかい。
拾わずにはいられませんよね。
ということで拾ってみました。

これ、一体何?
本当に唐突に落ちていたので、手掛かりがまったくつかめず。。。
とりあえず、濡れていたのでホオノキの大きな大きな葉(長いところで20cmくらいある)でふいて持ち帰りました。

調べてみると、
なんとこれは、ホオノキの実であることが判明(笑)
葉っぱは知ってたのになぁ。

割ってみるととても良い香りがしました。
ホオノキの葉は朴葉鮨(ほおばずし)や朴葉味噌(ほおばみそ)など、
古くから人間に利用されてきました。
香りがよく、火に強く、殺菌作用があっておっきい。便利な葉なのです。
でもそんな伝統的、と言いましょうか。
古くから知られているような植物が、
ショッキングピンクの実をつけるとは私も知りませんでした。
世の中、知らないことだらけですね。

いつかこれを利用して朴葉味噌をやりたい(←やったことないので)。
すごく良い香りなので絶対おいしい。。。
そんなことを思う筆者でした。

それではまた。

庄山