2014年2月27日木曜日

雪の余韻と気になることと・・・

皆様こんばんは。
ここ2,3日は休みだったり牛舎に入って作業したりと、
なかなか更新できずにすみません。
ちょっと気になることがありましたので、
お知らせしたいと思います。

国道254号線から牧場に上がってくる道ですが、
「全面通行止め」という土木事務所の看板が掲げられています。
雪崩の危険があるため、とのことです。
(ただ・・・私たち職員や業者さんなどはその道以外に道が無いので使っていますし、
 それは土木事務所も了承しているとのことですが・・・。)

牧場自体は営業しておりますが、
そのような看板があり、道路は封鎖されています。
みなさま、遊びにいらっしゃる際には、
この雪がもう少し落ち着いてからいらしていただければと思います。
時間としては一週間ぐらいでしょうか。
もうけっこう溶けてはいるのですけれど。。。

雪の影響が徐々になくなりつつはあります。
今日はやっと、2週間ぶりぐらいにウシたちを運動場へ、つまり外に出しました。
はしゃいでいる子、ちょっとびっくりしちゃってはしゃいでいる子の後ろに行く子、
そもそも雪じゃないところにいたいから雪がないところに一直線に行っちゃう子、
様々でした。
もう何回か放牧をすれば、雪が踏み固められてウシたちにもよりよい環境になるかと思います。

早くあったかくならないかなぁ、と心底思う筆者です。

また明日も牛舎作業に入っておりますので、
ウシたちの様子をしっかり観察してこようと思います。

それではまた。

庄山

2014年2月24日月曜日

エサ到着!国道254号線も開通しました!!

 

先ほど、無事にエサ屋さんのトラックが到着。
上の写真のエサタンクに、たっぷりとエサを補充してくださいました!!

エサタンク補充後、搾乳中(正確には搾乳直後)のウシたちにあってきたところ、
どことなく満足げな表情。
だって、搾乳中に与える濃厚飼料を削られていたのに、
今日の午後搾乳からエサの量が戻ったのですから。
そして中には・・・、
カメラを向けて写真を撮った後、
まるで「ごちそうさまぁー。」と言うように、長い舌をぺろり。
あ、ウシの舌はけっこう長いので、鼻の穴くらいは簡単に届きます。
この写真みたいに。
興味がある方、近寄っていくと結構べろべろとなめてきますので、確認してみてください。
ただし、よだれ注意です!

国道254号線も無事に開通し、
通った職員によると「なんの問題もない」とのこと。

これで、安心して、少しずつ普通の生活に戻っていけます。



大雪最初のエントリー(2月15日)を見ていただくと分かりますが、
最初は本当にお気楽のんきなものでした。
筆者は赴任8カ月目、つまり赴任して最初の冬ということもあり、
「あぁ、これが神津牧場の冬なんだなぁ。雪いっぱい降ってるなぁ。すごいなぁ。」
と、ある側面では積もることをとても楽しみにしていました。
それがまさかこんなことになるとは。。。何度も言っていますが、思いもしませんでした。

このブログはもちろん、皆さんに神津牧場の近況を知ってもらいたいということで書いていたのですが、
その一方で、牧場に上がって来られなくなってしまった職員への情報源ともなるように、と、意識しながら更新していました。
だからこそ余計に、可能な限り画像を多く、そして少しでも新しい情報が入れば更新、という形をとらせていただきました。

何日か経ってこの雪が非常事態だと気付いた時、
このブログを使って様々なところへ呼びかけたり、助けを求めたりしたこともありました。
すると、本当にたくさんの方が、ブログを通じて神津牧場の安否を気遣ってくださいました。
コメントはもちろんですが、電話、メール等、本当に心強かったです。
たくさんの皆様、本当にありがとうございました。

「場長&スタッフブログ」、これから先は以前と同じように、
神津牧場の魅力、日常、イベント情報、そしてちょっとしたハプニングなどなど、随時紹介していきたいと思います。


ですから。。。


皆様、これからも神津牧場を、そしてこのブログを、
よろしくお願いしますね。


それではまた。


神津牧場 総務部 庄山由美

まだまだ続く、大雪の難。。。

 

 
皆様、おはようございます。
昨日は久しぶりのお休みをいただいたため、S職員ルートを使って佐久市へ下りた筆者です。
狭い狭いと言っておりましたが、筆者のインプレッサ(※夫の車です)が通ったので、普通乗用車は通れるかと思います。
道は狭いけど、通じてる。そして食糧が買えるっ!この幸せをかみしめています。
前回エントリーのコメントで話題に上っていたサバ缶、興奮しすぎて買うのを忘れました。。。
しばらくはH職員が買ってきてくださった備蓄で過ごします。
そして、本日は国道254号線も開通予定だそうです。早く開通しないかな。
 
さて、上の写真は掃除をまっているウシたち。
みんな、外で重機(ボブキャット)が動くと、
一斉に同じところを見てしまう。そんな可愛いウシたちです。
一番手前の子だけ、何気なくカメラ目線です。
この子たちのエサももうちょっとしたら上がってくる予定。待ち遠しいです。

さて、でもまだまだ大雪の難は続くようで。。。
昨日18時ごろ、
場長室付近にて落雪が発生。
今朝の写真です。
奥に企業秘密の例の白いモノがちらっと見えます。トイレも埋まってます。
せっかく掘ったのにー!!
これからT職員が重機で掘ってくれるとのこと。
皆様、落雪は本当に怖いです。
一瞬で落ちてきますので、上を見つつ、常に「あぶないかも。」と思いながらの行動が良いかもしれません。

だがしかし。
上ばかり気にしていた筆者、
牛舎前に出来てしまった氷でまるでコントのようにコケました。
昨日、やっと山に登れた牛舎のベテラン、M職員(これで全員揃いました!!)、そして牛舎のKu職員にばっちり目撃され、
M職員「今のはシリプルだな。(ニヤリ)」
と。。。ソチオリンピックネタですね、M職員。。。
M職員からのしょうもないコメントを聞いて、日常に戻りつつあるんだなと実感するとともに、
もう二度とコケないと心に誓った筆者でした。

さて、今日の楽しみは(さっきから書いていましたが、
エサと国道254号線の開通です。
早くくることを願っております。また来たら、お知らせしますね。
 
それではまた。
 
庄山


2014年2月22日土曜日

孤立解消:国道254号線と某ルートと我に返った筆者

こんばんは。
新情報が入ったのでお知らせしたいと思います。

1.国道254号線の開通について
全面開通はまだしていない、国道254号線。
全面開通は2月24日の正午前後を予定しているとのことです。
この道路が開通すれば、あとは本当に怖いもの無しです。

2.エサの搬入について
24日搬入がほぼ確定しています。
タイムリミットは今日であと2日。つまり、24日まで給与できるように見込んでいたので大丈夫です。
エサのトラックは6t車ですが、それが通れるくらい、道をかいてくれた模様。
さすがあの除雪車(※前回エントリー参照)。

3.某ルートについて
総務部長S職員が使っている、
佐久市内→山荘あらふね付近→放牧地「峠」→放牧地「吹雪原」→神津牧場天文台→神津牧場
のルートが開通しました!
本日、ずっとI職員がホイールローダーを使って掘っておりました。
これでS職員、スノーシュー通勤ではなく(この2日間は本当にスノーシューでした。2mくらいの雪の壁を登っておりました)、
普通の通勤に戻れそうです。

4.我に返った筆者について
本日、私宛に電話あり。
すると、「バター作りの申し込みを・・・。」と。
そこで、「!?」と我に返り、思い出したもの。。。
筆者、3月15、16、29、30日にそれぞれ実施する、「冬の牧場探検~バターの色の違いをさぐる~」
http://www.kouzubokujyo.or.jp/topics/detail.html?id=68
を募集し始めたの、すっかり忘れてました・・・。ごめんなさい。。。ウシのことで頭いっぱいでした。。。
この大雪騒ぎもあり、今日やっとちらほら埋まった感じなので、
ご興味ある方はぜひどうぞ。下仁田駅まで送迎が出ます。

本日、燃料を乗せた小さなタンクローリーも牧場に上がってきました。
ということで、燃料の心配はもういらない。
やっと、少しずつ、普通の生活に戻って行くんだなぁと、ほっとしている筆者です。
エサが来るまで、心配事は残りますが、きっと大丈夫だろうと思っています。

本当に、皆様にはご心配をおかけしました。
また少しずつ元に戻っていきますので、
今度はその様子もお伝えしていきたいと思います。
(まずは、エサ、ですね。)

まだまだ神津牧場の場長&スタッフブログ、見守っていただければ幸いです。
それではまた。

庄山由美

孤立解消!!!除雪機、来ました!!!

まだ、来ないのかなと、思っていたお昼休み。
寮にいったん戻るべく外に出ると、轟音が。。。
遠くを見ると、除雪機っぽいものを発見っ!
あわててカメラを取りに事務所に戻り、まず記録。
それがこの写真です。
 

ちっちゃいけど・・・。
雪を吹き飛ばしてますっ!!
見る見るうちに近づいてくる除雪車。
 

そして、それを見守る場長(とカメラを向けている筆者)。
すごい勢いで道幅を広げ、
その雪を上から吹き飛ばしています。
「遅くなっちゃってすいませーん!!」
と言いながらガンガン雪をかいていきます。
おっきい。。。そして驚くべきこの威力。
体験館の横を通った時に撮った写真ですが、
建物の二階に届くんじゃないかっていうくらい大きかったです。
そんなこの機械も、神津牧場に来るまで、これが対応できないくらい吹きだまってしまっているところがあり、一度違う機械が入ったのだとか。。。
一体、どれだけ積もっていたんでしょう。。。
あっという間に奥までかき、一旦休憩。
その後、屋敷ルートを少し広げてくださいました。
かいた後はこんな感じ。
ホイールローダーのお化けのようなものを想像していた筆者は、ただただ呆気に取られ、写真を一生懸命撮ることしかできませんでした。

ということで、神津牧場への道、1週間ぶりに開通しました!!!
作業員の方、役場の方、そしてこれを読んでいる応援してくださったすべての皆様、
本当にご心配をおかけしました。
そして応援、ありがとうございました。
これでウシたちのエサが入りますっ!そして筆者も下山できますっ!!
いつもいつも孤立しているような状況なのに(山奥ですから。。。)、
本当に孤立してしまうと感じるこの閉塞感。。。
この閉塞感から解放されたかと思うと、本当に安心、ほっとしたというのが本音です。

ただ、まだ国道254号線が開通していないので、一般の方は入れません。
ご了承ください。
254は24日の正午近くに全面開通の予定という情報を得ています。
どうなるかはまたお知らせします。

さて、これから牧場職員、それぞれの通勤ルート等、確認しに向かいます。
また新しい情報が入りましたらすぐにお知らせします。

とにかくっ!開通しました!!
関係者のみなさま、応援して下さった皆様、
もう一度言います。
本当に本当にありがとうございました!!

庄山

半孤立4日目:あとすこし。。。

この写真地点まであと50m。。。
除雪機さん、作業員さん、本当によろしくお願いします。

庄山

2014年2月21日金曜日

半孤立3日目:除雪車が近くまで来ているそうですが。。。

皆様こんばんは。
今日はずっと搾乳に入っていた筆者です。

さて、除雪ですが、どうやらかなり近くまで来ている模様です。
あとちょっと!という感じだったのですが、
なんと除雪車よりも雪が深く高く積もっており、
対応できないとのこと。
明日、ちがうタイプの除雪車(上から吹き飛ばすタイプではなく、押して固めるタイプ)が来て、新たに進めるとのこと。
ということで、もうちょっと!がんばります。

そうそう、神津牧場では毎日、
午後のパーラー(搾乳室)洗浄後、乳量計算という作業をします。
ハイテクなパーラーだと、ウシにミルカーを付けて搾れば、
そのまま乳量が入力されたりするのですが、
神津牧場はPC入力で計算して行きます。
さて、それを見ていると、やっぱりちょっと焦ります。

15日、つまり大雪が降った次の日の平均乳量は約14リットル。
この時はまだエサを絞っていませんでした。
さて、本日21日ですが、平均乳量、なんと約10リットル。
濃厚飼料(とうもろこしとか)を少なくしている分、粗飼料(ロールベール乾草、サイレージ)を多く与えているのですが。。。
乳量の減少が止まらない。。。

なるようにしかならないから、ぎりぎりで耐えていくしかありませんが。。。
早く、早く来てください。
筆者も怖くて屋敷ルートからだと下りられません。
S職員はスノーシューをはいて出勤しています。
H職員は高速道路経由で出勤しています。

早く、元の生活に戻れますように。

さて、明日も頑張って仕事をします。
遅れた分を取り戻さなくちゃ。

それではまた。

庄山

半孤立3日目:タイムリミットまであと3日です

皆様おはようございます。
段々と路面が凍り始め、
歩くのも大変なところもではじめました。
皆様も氷での転倒にご注意ください。

さて、朝の搾乳が終わり、
昨日言っていた5頭のうち、494、499、501の3頭が私のところへやってきました。
いやー。。。特に499。とても機嫌が悪かったです。。。

やっぱりお腹が空いているためか、
ユニットから出ても他のユニットのエサを見つめていたり、
頭を突っ込もうとして怒られたり、
給餌機をがんがん頭で叩いてみたり(前も2頭はよくやっていましたが、もう2頭ほど増えた気がします)、
おなか減ったよ、エサちょうだいという姿勢をかなり見せます。

掃除中、たまたま私がエサを他の容器に移すと、
ざーっという音を聞いて、
じっと1点を(えさのところを)見つめるウシ・・・搾乳牛74頭。。。
このまま、いきなりカラになったりしないよね、と思いながら、
エサのタンクからエサを出していました。

除雪、予定通り来ることを祈っています。
今日は13時から、午後の搾乳にいってきます。

それではまた。

庄山

2014年2月20日木曜日

半孤立2日目:明日は牛舎に入ります

皆様こんばんは。
結局、除雪は23日、もしくは24日、というところで揺れていて、
その他は進展なし、といったところでした。
お願いだから、23日には来てほしい、と切に願う筆者です。

さて、明日はまた急遽、
牛舎職員の代打で搾乳に入ります。
私の天敵、494、499、501、519、
食いしん坊な534、
(※ウシには1頭、1頭、名前のように番号がついています。たまに、実習生が名前をつけている子もいますけど。。。たとえば534はりんごちゃんと言います。)
一体どういう行動を見せてくれるのでしょうか。。。
神津牧場の最年少職員、H職員と一緒なので、
そっちのユニットに行ってしまう可能性もありますが。。。

さぁ、明日も元気に頑張ります。
また早番(5:30~9:30、13:00~17:00)勤務なので、
合間を縫って更新します。
頻度が下がること、お許しください。

それではまた。

庄山

半孤立2日目:神津牧場天文台の様子とたくましい職員。。。

ウシのことで頭がいっぱいだった筆者、
関東天文協会のI様からコメントを頂き、神津牧場天文台の存在を思い出した次第です。すみません。。。
神津牧場のすぐ近くには天文台があり、なんと口径76センチ反射望遠鏡、つまりはとっても大きな望遠鏡が設置されています。
神津牧場の周りには人工的な光が一切ないので、星が異常なくらい良く見えます(天の川が普通に見えるくらい)。
だからこの天文台でも年に2回、一般公開をしていたり。。。

さてその天文台ですが、こんな風になっていました。
施設は一切つぶれておりません。無事です。
ただ、1mくらいの積雪があります。
ですから、254が通り、かつもうちょっと雪がとけてから来た方がいいかもしれません。
ちなみに筆者はまだ、この大きな望遠鏡で星を見たことがありません。
行くといつもなぜか曇るのです。空が。
いつか、またお邪魔させてください。

さて、前回のエントリーで職員がたくましいと言っていましたが、
これからしばらく、そんなエピソードが続きそうです。

ロッジ前の雪かきをしようかとしていたところ、
本日やっと登れたロッジのボス、T職員、ぼそっと一言。
「ボブキャットが空いてれば持ってくるんだけどな。」
見てくるわ、と言って帰ってきたら、
これでした。
そうですよね。牛舎、何年もやっていらしたんですものね。
総務部長のS職員も「雪かきやったことある」と言っていたし、この前は製酪のN職員が乗っているのも見たし、牛舎の人間はほとんどの人が乗れるし。。。
考えてみると・・・もしかして職員の半分以上(牛舎Ku職員、Ka職員、M職員、草地I職員、T職員、製酪O職員、N職員、総務S職員、ロッジT職員、配達H職員、そして場長も)が乗れるんでしょうか、ボブキャット。。。私、乗れないのですが。。。(汗)

神津牧場はもともと外界と途絶されたような場所にあるので、
何が合っても大丈夫なように、ある程度、みんなが何でもできる状態にしておかないとダメだよね、という話がありました。
私も本業は体験・教育プログラムの作成と実施(ガイドツアーとか、夜の牧場探検とか、団体ガイドとか)ですが、
先のエントリーにも書いたとおり、搾乳にも入れます。
「みんながある程度なんでもできる」、
強い組織づくりには大切なことなんだなぁと実感した筆者でした。

そして余談ですが、
S職員、5分間、スノーシュー(筆者所有/笑)を練習。
こんなに高い雪山も登り、
積雪約1mの場所を難なく進んでいました。歩くコツがつかめた様子でした。
そんな様子を神津邦太郎(創始者)が見つめています。
明日はやはり、スノーシューを使って通勤してくるそうです。
私もまた、スノーシューを使って「真冬の牧場アドベンチャー」リターンズを実施しよう、
そんなことを考えた瞬間でした。

昨日はさすがに沈んでいましたが、
まただんだんと気持ちが上向いてきた筆者です。
早く元通りになりますように。

土木事務所の方からは、明日、除雪車が入り、
23日には開通できるのではないか、との連絡が入りました。
今度こそ、今度こそ来ますように。
23日なら、あと少しの辛抱だから。

今日、この先、また新しい情報が入ったら、
お知らせします。
入らなかったらまた明日、です。

それではまた。

庄山

半孤立2日目:ほぼ全員があがってこられました!

本日午前中に、
ロッジの調理師F職員、
そして岩村田で渋滞にはまっていた総務部長S職員が登場!
これで残るは佐久側に住むM職員のみとなりました。

S職員には、
「おれ、あれスキーで10mじゃなくて100mくらいいったぞっ!」
とブログに突っ込みまで入れていただきました。
さらにS職員、私が野生動物の調査に使っているスノーシューを貸してくれないか、とのこと。
S職員曰く、3時間かけて通勤なんてしてられない。だったらスノーシュー履いて、山荘あらふね付近から歩いてくる、と。。。
たくましい。。。

F職員とはカーフハッチの屋根につもった雪を2人で雪かき。
雪にはまったり滑ったりしながら、
そして「下(下仁田町)の雪とはまた違う」なんて話もしながら作業しておりました。

少しずつ少しずつですが、元に戻り始めています。
やっぱり、下から誰かあがってきて、
○○やろう、とか、○○はどうしたって、話している状況、
大事なんだなぁと感じます。

これであとは除雪さえ進めば大丈夫。
前向きに頑張りますよ~!

それではまた。

庄山

半孤立2日目:家畜のエサのタイムリミットまであと4日

皆様おはようございます。
今日はロッジのボス、T職員が上がってきました。
屋敷ルートで危ないところが2か所あった!と言っていましたが、
よくあの車で登って来れたなぁ(汗)
さすが元配達ドライバー。。。

そして現在、総務部長S職員からは高速経由で来るけど佐久市岩村田で大渋滞にはまっているとの連絡がありました。
S職員、今日こそは登ってくるのではないかと思っています。

さて、昨日、遠くから写した神津牧場の写真をアップしそびれていました。
現在の神津牧場、遠くから見るとこんな感じ。
うーん、白い。。。かつてないほどに白い。。。
赤い屋根は牛舎です。
ここは南に向いていること、屋根の斜度が急なことから雪がすぐに落ちたのです。
他のところは・・・まだ白いですが。

さて、段々とタイムリミットが迫ってきています。
そんな中、明日には町道、つまり正規ルートからの除雪に着手、という情報が、土木事務所からはいってきました。
次こそは、と、思っています。
ただ、あんまり期待しすぎると、それがかなわなかった時の落差がとてもあるので、
一旦は落ち着いて、淡々と仕事をしていようかと思います。

ウシたちよ、もうちょっとがんばれ。

今日も何度か更新したいと思います。
それではまた。

庄山

2014年2月19日水曜日

半孤立1日目:明日、20日の除雪は来ないようです。

20日に除雪があるとの情報でしたが、
まず、土木事務所に確認したところ、国道254号線を開通させられるまで、神津への正規ルートの除雪にはとりかかれないとのことでした。
開通、というのは2車線分除雪する、ということだそうです。

また製酪のN職員が帰り際に屋敷ルートから降り、現場を確認すると、
明日の開通は不可能、明後日も厳しいのではないかとのこと。
H職員が入手した情報によると、12号橋までは除雪が終わっているけれど、
その先はまだとのこと。(神津牧場の入り口は15号橋を過ぎてすぐです。)

ということで、本日がエサのタイムリミットまであと5日ですが、
まだダメそうです。

でも、実は、最低限、家畜を“生きた状態にしておく”ことは、できます。

私の言っていた“エサ”とは、トウモロコシ、ビートパルプ、綿実などが入った配合飼料、つまり濃厚飼料のことです。
ロールベール乾草・サイレージは自家産のものがあります。

神津牧場では夏期に放牧、冬期には夏期に採草した牧草を与えてウシを育てています。
創始者、神津邦太郎の「草を乳に変える」という理念をそのまま踏襲しています。
ただ、それだけで乳量、乳質を維持し、ウシの身体も維持するのはなかなか難しいものです。
だから、午後1時のウシの行列終了時と午前5時・午後2時半の搾乳時には、濃厚飼料を与えます。
与える量はそのウシが出す乳量によって決まります。
たとえば、たくさん牛乳出すウシには約3㎏とか。あんまり出さないウシには約1.5㎏とか。粗飼料に比べたら微々たるものです。

さて、これをご覧になっている方で、お子さんを授乳しながら育てた経験のあるお母さん方、
授乳してると、やたらとお腹が減る、なんて経験はないでしょうか。

実はウシたち、これを毎日経験しているのと同じことなのです。
エサを減らしても、乳はある程度出ます。
その代わり、母ウシの身体はぼろぼろになっていきます。
乳を搾らなければいい、ということでもありません。
そんなことをすれば、やがて乳房炎という病気になり、最悪な場合は死亡します。

さらに実はウシたち、乳を出しながら次の出産に備えて赤ちゃんがお腹にいます。
理想は1年に1回、仔牛を産ませることです。
そうすることでたくさんの牛乳を生産しています。
360日中、300日は搾乳して、あとの60日は出産に向けて搾乳はお休み。出産したらまた搾乳して、種付けして、またお休み期間があって・・・の繰り返しです。

こういうサイクルでウシたちを育てている時に、濃厚飼料を切るとどうなるか。
生かしておくことはできるけど、
生産性は著しく落ちていくでしょう。
生きてはいるけれど、その先に何が待っているのか、正直、あまり考えたくはないし、口にしたくもありません。

ニュースはソチオリンピックで明るい話題がたくさん飛び交っています。
だけど、いま、少なくとも私や神津牧場の目の前にある現実はかなり厳しいものだと感じています。
孤立している方々もまだたくさんいます。

なんとか、ならないものでしょうか。

でも、沈んでいてもしょうがないから、とにかく自分ができることを見つけて、
1つ1つ片づけていくしかありません。
前回のエントリーにコメントをくださった匿名様。
明日、除雪は来ないと知って、かなりマイナスな気持ちになっていた時にコメントを見つけました。
私も元気をもらいました。
本当にありがとうございます。

また、あしたもがんばります。
見守っていてください。

それではまた。

庄山

半孤立1日目:各所の状況について

段々と牧場内では身動きが取れるようになってきています。
重機での雪かきにしろ、人力雪かきにしろ、
人数は少ないけどやたらとたくましい。。。
ちなみに現在の人員状況は、
全職員18名中、7名が14日から閉じ込められ中、閉じ込められていたうち1名は用事があって屋敷ルートから軽自動車等を使って下山、6名が屋敷ルートから登ってきて、4名が未だ登って来られず、といった状況です。

さて、牧場の様々な場所の記録を撮ってきたので紹介したいと思います。
 

まずは例の白い四角。
やっと掘り出せました。
人力だけではなく、ボブキャットの力もかりました。。。

カーフハッチもこのとおり。
やっと掘り出せた感じです。
こちらに興味を示す仔牛。掘り出してもらえてよかったね。

そして筆者、切通(きりどおし)と名付けられている牧草地へ出発。
夏は、最後の最後の期間にウシを放牧してこんな感じになるところです。
左奥に写っているジャングルジムみたいなもの・・・これには鳥獣害を引き起こすニホンジカを24時間監視するシステムを組んであります。さて、これがどうなったかというと・・・。
雪の海です。ジャングルジムみたいなものは真ん中右寄りにちらっと写っているのですが見えるでしょうか。
それもそのはず。
これだけ積もっているのですから。。。

そして筆者、今度は正規ルート方面へ。
ここは中段(ちゅうだん)と名付けられた牧草地。
カーブミラーが半分以上埋まっています。
さてさてどこまで歩けるか。。。
神津牧場のシンボルのような存在もこんなに埋まってしまっていました。
そしてこれがある場所から奥を撮影すると・・・
車ではとても移動できそうにない世界が広がっていました。
試しにスコップを刺して深さを確かめてみましたが、
30cmというところでしょうか。
実はこの辺り、T職員が1度、雪かきをしています。
雪が風で地吹雪のようになり、こんな風に堆積してしまったのだと思います。
風って怖いですね。
ということは、この先には私たち、まだ進めないということなんですね。。。

ちなみに、T職員は現在、総務部長S職員の通勤ルートを確保すべく、吹雪原(ふぶきっぱら)と名付けられた牧草地方面を掘削中です。

さて、では最近ずっと登場している「屋敷ルート」。
これが一体どんな道なのかお知らせすべく、写真を撮ってきました。
これです。
軽自動車(ジムニーとか)や軽トラックならぎりぎり通れます。
ですが、スコップを比較してみると、
こんな感じです。
急斜面、急こう配、雪の壁に囲まれて見通し悪い、
と、悪条件が重なった道です。
ここの道に慣れている牧場職員ですら、
雪がたくさん降ればあまり使いたくない道です。
筆者は運転が苦手なので、普段降りるのも怖いくらい。
雪があってこれだけ幅が狭まっていると、
筆者の乗っている車では通行不可能です。
だからと言って、ふもとまではあまり歩きたい距離ではありません。
なにせ牧場からこの屋敷ルートを使って、
一番近いコンビニまでは車で25分くらい(筆者運転。牛舎のI職員や製酪のN職員だともっと早いです)。
正規ルート、早く開通してほしい。。。

それなのにちょっと不穏な動きが。。。
国道254号線の除雪がまだ終わっていない、通行止めも解除していないとのこと。
本当に20日にこちらまで来るのかな。
不安にならざるをえない状況が、どうやらあるようです。

また情報が入り次第、もう1度更新したいと思います。

それではまた。

庄山

半孤立1日目:今日も牧場内の除雪中

屋敷の道がつながったものの、
依然、エサ問題は解決しておらず。。。
早くきてください、K建設さん。。。

さて、牧場の状況をば。
埋没していた保冷車、無事に救出しました。
そして牧場の公用車レガシィも、雪山から救出されました。

救出されたレガシィを使い、場長、堆肥舎を見てくる、と、言い残して出発。
ここには書いていませんでしたが、実は堆肥舎、雪の重みでつぶれてしまったのです。
その様子がこちら。
私もこっち側で手いっぱいでしたが、
ほんとにぺしゃんこになっていたんですね。。。

場内の除雪はまだまだ続きます。
大きなエサ屋さんの車が入ってきてもいいように、
T職員運転のホイールローダーは今日も唸っています。
これは肥育牛がいる場所の近くです。

孤立2日目だったかな。
あの白い四角い企業秘密な建物に行くと言っていて、実はまだやれていませんでした。
これが16日の夕方かな。

今日、ついに掘削開始。
ここまで進んでいます。

もちろん、人力雪かきです。

本当に少しずつ、少しずつですが、自力で復旧させていくしかありません。
まだまだ雪かきは続きます。

そういえば、朝のエントリーで言っていた総務部長S職員。
山荘あらふねまで車で来られたそうです。
スキー、ザック、簡易椅子(+缶コーヒー)まで準備していざいかんとしたところ、
10mで断念。
滑って登れない&雪が150cmくらいあって歩くのも無理、とのことです。
(でも、スキーまで持って来ようとしたことに筆者は驚いていますが。。。)

そして、製酪工場が動き出したため、
灯油等の消費量が上がってきました。
なくなるのでは、と思ったら、
加工部長O職員。
「持ってきてもらえそうにないから行ってくるわー。」
そう言ってあの細い道を下って行きました。。。たくましい。。。
私が行きましょうかと申し出たところ、お前じゃ無理、とO職員&場長からダメ出しをくらいました。
えぇ・・・なんとなく・・・わかってますけどね。。。(泣)

筆者は細かい道の掘り出しに専念したいと思います。

昨日とはうってかわって心が楽な筆者です。
外とつながったこと、人が増えたことがこんなにも心強いのですね。

それでは、まだ午前中もがんばります。

それではまた。

庄山

半孤立1日目:続々と職員が上がってきています

皆様おはようございます。

本日、5日ぶりにまともな朝礼ができました。
昨日は加工部のN職員、K職員に引き続き、
たまたま有楽町のイベントへ行って牧場に来られなくなってしまっていた場長も帰場。

そして本日、
加工部長のO職員、佐久側に住んでいるはずの配達H職員の姿も!
H職員、高速道路経由で来たそうです。

そう、関越道、全開通しました!
下仁田ICも下りられるようになりました!
段々ともとの姿に戻れるようになってきています。

そして現在、佐久方面に住む総務部長S職員もこちらに向かっています。
S職員、「山荘あらふねまで車で行って、そこから徒歩かスキーで行く。」とO職員にメッセージを残して向かっています。
はたして来られるのか。。。まだ謎です。。。

さらにさらに、総務部長O職員、
屋敷が通ってるから、袋でもなんでもエサは運ぶ。と言っていますし、
昨日、エサ屋さんに連絡をとったところ、道(国道254線と正規の登り口)が開通し次第、運ぶ体制をとってくれているそう。
それまで耐えるんだ、ウシたちよ。。。

本当に、細い道が1本通っただけでこんなに安心感が違うんだ、と感じている筆者です。
さあ、また細かいところの除雪にいってきます。

今日も頻繁更新を続けたいと思います。

それではまた。

庄山

2014年2月18日火曜日

孤立4日目:屋敷が開通し、半孤立になりました!

本日昼ごろ、
国道254号線から続く、
「屋敷」という集落を経由した細い道が開通しました!
ずっと、黙々と掘っていたT職員、本当にお疲れ様でした。
そしてT建設さん、ありがとうございました。
これで屋敷の集落の方々は孤立状態から解放、
牧場も最低レベルの生命線を手に入れました!

ただ、日ごろからとても狭い&急カーブ&急こう配な道なので、
ちょっとでも雪が降れば、私を始め、
運転にあまり自信が無い職員はその道は使わないようにしています。
雪が無い日でも、対向車が来ればすれちがえないような道なのです。
参考までに・・・ちょっと小さいですが、このぐねぐねとしたやたらと細い道です。
googlemapで「神津牧場」と入れると出てきます。

さて、そんな道であっても登ってきた職員3名。
配達のベテランI職員は徒歩でしたが、
加工部のK職員、N職員は車両での来場に成功しました。
N職員曰く「めっちゃ狭いよ。」
K職員曰く「ミラーぶつけながら来た。小さい車でチェーンつけないと登れない。」
とのこと。2人とも元気そうで安心しました。
そして、この2人が来たということは、やっと製酪工場を稼働させることができるのです!
一歩、前進しました!!

さらに朗報が1つ入りました。
20日にK建設が254の正規ルートから除雪に入るとの情報が入ったのです!!
ずーっと、「そちらに行ける見込みはありません。」とか「見通しがたっていません。」という返事ばかりだったのに、
やっと具体的な日にちが出てきました!
ただ、国道254号線の除雪をやってからになるので、
本当に20日に完了するのかどうかはまだ分からない状況です。
でもとにかく!20日にはまた少し何かが進むかもしれないと思うと、
やはり喜ばずにはいられません。
そうすれば、エサだって間に合うから。

また、本日、屋敷ルートからI職員が下山し、D石油というガススタンドへ向かったところ、
D石油さん、神津牧場への燃料を確保しておいてくださいました。
しかも、普通のでっかい車では登れないから、ドラム缶を軽トラックに積んでいたそうで・・・。
ありがたいかぎりです。
本日は、I職員が携行缶に入れて燃料を運んできました。
細いラインですが、これでガソリン・軽油・灯油に困ることはもうないでしょう。
本当にありがとうございました。

さて、やはり残る心配は正規ルートの除雪とエサです。
また明日・・・明日は写真付きで近況をお知らせしたいと思います。

少しだけ、緊張が解けた筆者でした。

それではまた。

庄山

孤立4日目:家畜のエサのタイムリミットまであと6日

皆様おはようございます。

本日もとてもきれいな晴天となっている神津牧場です。

さて、本日朝から牛舎作業をし、
牛舎の状況も詳しく分かったのでお知らせしたいと思います。

本当は、大変な方がたくさんいるんだから、
せめて明るく頑張ってることをブログに書いていきたかったし、今もそうです。
ですが、そう言っていられない状況があるということが分かってきました。

①集落“屋敷”からの道について
T建設さん、頑張って掘り進んでいます。
あと十数メートルというところです。
あの道の中で一番の難所なので、
時間がかかるみたいです。
ただ、今日中には開通します!

②ウシのエサについて
タイムリミットが刻々と迫っています。
搾乳牛については、もってあと6日です。
現在、ジャージー牛250頭、与えるエサを減らしています。
もともと、家畜のエサは最大限に生産ができる量しか与えていません。
それを減らすということは、生産性に影響が出るだけではなく、
体全体の調子を崩すことにつながります。
はっきり言いますと、非常によくない状況です。
ちなみに6日と言ったのは、通常通りエサをやって6日という意味ではなく、
限界まで減らした状態であと6日という意味です。

③その他の道について
進展がありません。

ウシのエサについては、実は③の国道254号線からあがってくる道、
つまり約6kmの山道を除雪しなくてはなりません。
エサ屋さんに頼んでいる量がとても多いので、小さい袋でちょいちょいと持ってくる、
なんて状態ではないのです。
昨日開通させた集落、屋敷への道は、
牧場のホイールローダーで約2kmかくのに約20時間ほどかかっています。
6kmの道のりを、大型車が通れるようにかくためには、
同じ距離でもおよそ倍くらいの時間がかかります。

今日、牛乳を搾ってて、
ウシたちが「もうないの?」という振る舞いをするのを何度も見ました。
タンデム式の搾乳ユニットから出て行かなくて、
首ヒモはずして、ユニットの扉を開けても、
エサが出てくるところに頭突っ込んでエサを探してるんです。
もっともらえるはずだって感じで。

お願いですから、254号線、早く開通させてください。
そして牧場への道のり、
なんとか開通させていただけないでしょうか。
T職員もそちら側へ掘り進む作業を初めています。
家畜が飢えていくのは、見ていられません。

職員の出勤状況ですが、
本日、配達のベテランI職員が屋敷からの道のりをなんと徒歩で登ってなんとか出勤してきました。
でも、他の方、特に佐久方面に住んでいる職員は出勤できていません。
そんな状態なんです。

山の上で、人間だって8人しか閉じ込められていないからって、屋敷が通ったからって、
後でいいやと思わないでください。
そして、人命優先、動物は人間が落ち着いてからというのも理解できます。
でも、見捨てないでください。
牧場の人間はなんとか食いつないでいますが、
家畜たちは確実に飢えていっています。

屋敷の道が通っても、
私たち全員、まだ自分が使っている車すら、雪の中から掘り出せていません。
他に優先すべきことがたくさんあるから。

明るく、元気に頑張るから、どうか、よろしくお願いします。
また、今日、17時以降になるとは思いますが、
必ず更新します。
それではまた。

庄山

2014年2月17日月曜日

孤立3日目:屋敷は半開通状態です

ご心配をおかけしております。
先ほど、屋敷方面を掘り進んでいたT職員が帰ってきました。
状況を整理すると、

・T建設のホイールローダーまであと20mのところまで進んだ
・T建設と神津牧場のホイールローダーの間は、雪が雪崩のようになってしまっている
・急な坂、急なカーブになっている場所なので、牧場側からだとうまく掘れなかった

とのことでした。
T職員、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

このままT建設の故障したホイールローダーが直れば、
屋敷は明日、確実に開通します。
そうでなくとも、その20mの距離を歩いて渡ることは可能とのことです。
ということで、屋敷方面、半開通しました!!!!

明日は寒くなるので、急な坂の凍結に要注意です。
上がってくる場合にはくれぐれもお気をつけてください。

さて、明日ですが、
筆者、急遽、牛舎職員の代打で、早番(5:30~9:30、13:00~17:00)出勤することとなりました。
搾乳・哺乳等しています。
そのため、ブログ更新は早くとも10時ごろ、下手するとお昼頃になってしまうかと思います。
ご了承ください。

見通しが少し立ったことを喜びつつ、
今日はそろそろ休みたいと思います。
それでは皆様、おやすみなさい。
また明日もよろしくお願いしますね。

庄山

孤立3日目:屋敷の道の行方と事務所の悲劇

屋敷への道ですが、T建設さん、
頑張って進んでる模様です。
配達のベテランI職員情報によると、

・以前、O職員が車で落ちた手前までゆんぼで進んできている
・でもゆんぼが壊れて立ち往生中

とのこと。

これを掘り進んでいるT職員、
また、T職員のところまで車で行けるK職員に伝えるため、
電話を受け取った事務所から牛舎詰所&搾乳室へ。
無事に会え、伝えられました。

さて、そんなこんなで10分くらいして事務所に戻ると、
O職員の、
「しょうやまさーん。」
の声。
あれ?入口は?

屋根からの落雪で事務所の入り口再び埋まりましたorz
O職員にスコップを投げてもらい、私の方からも雪かき。
閉じ込められたO職員とS職員も雪かき。
20分以上かけてようやく開通しました。
O職員曰く、小さな音がしたかと思ったらいきなりガーンッと音がして、
びっくりして外に出たらこうなってたとのこと。
これが現在の事務所横です。
雪の彫刻のように、屋根の雪が雪に刺さっています。

というか、考えてみたら私、
出てくのがもう数分遅かったら埋まってたんですよね、これ(汗)
この量の雪に、埋もれてたんですよね、私(滝汗)
悪運強くてよかった。。。
S職員、「お前、これにうまっとったら死んでたぞ。」とのこと。

みなさん、落雪にも十分注意しましょう。。。
ということで、
屋敷への道は今一歩というところです。
この後、掘り進んでいるT職員にも会えますので、
進捗状況が分かりましたらまたお知らせしたいと思います。

それではまた。

庄山

孤立3日目:屋敷への道の状況

現在、T職員、燃料を補給しながら掘り進んでいます。
近況をお知らせいたします。

13時、神津牧場に登れずにいる配達のベテラン、I職員から連絡がありました。
屋敷への集落に向けT建設が除雪に入ったとのことでした。
筆者、屋敷方面へ掘り進んでいるT職員のもとへ、情報等を届けに向かいました。

T職員とも無事会えました。屋敷集落まであと少しの所でした。
燃料が切れそうとのことなので、私は自力で登りつつ、事務所へ連絡。
T職員のもとへ、燃料等をもう一度届けてもらえるように手配。
いっときして、牛舎のK職員がT職員のもとへ車でゴー。
T職員は14:40現在、荒船風穴駐車場の1つ手前のカーブを掘っているとのことです。

ただ、エンジンを切って耳を澄ましてみても、
T建設の除雪音は聞こえずじまい。
今日中には開通するかとかなり希望を持っていたのですが、
まだどうなるかわかりません。

そのほかの道については、朝の職員2名の情報以外、入っていません。

そして、ご注文をいただいたお客様には本当にご迷惑をおかけしております。
順次、1件ずつ連絡をしているところです。
何かご心配なことがありましたら、
こちらのコメントでも電話でも大丈夫ですので、
お気軽にお問い合わせください。

今日はもう1回、更新したいと思います。

それではまた。

庄山

孤立3日目:掘り進み中。

 

今日もウシたちは元気です。
なんとなーく、この状況がいつもと違うとわかっている雰囲気のウシたち。
牛舎内もいつもより静か、みんな比較的おとなしい気がします。

カメラを向けると、
なになに~?、と。
あなたは事の重大さを理解しているのでしょうか。。。

さて、現在、屋敷方面に向かい、牧場に残った燃料の量と相談しつつ、
ホイールローダーで雪を掘削中です。
いまはもう荻平(おぎのだいら)という牧場で一番下の牧草地まで到達しました。
ここからがかなりの難所になります。
操作しているのは重機のベテランT職員。きっと大丈夫だと信じています。

そして牧場内でも掘り起こし・雪落とし作業はすすみます。
I職員はまず、いちばん落ちそうだったウサギ小屋の雪おろし。
(中央にいる米粒みたいなのがI職員です)

私やO職員、前場長のS職員は人力雪かき。
この後、無事に建物へ到達しました!

さらにさらに、この作業をしていると後ろから轟音。
ボブキャットに乗ったK職員登場。
これで製酪工場へ牛乳を運ぶ道を確保できました!!

憎たらしいくらい空が青く、白い雪とのコントラストがとてもきれいな牧場です。停電はしてません。
ウシも含めて、みんなでご飯も食べられています。
ただ、燃料は残り約200リットル。
重機1台、1日フルで動かすと、大体40リットル程度使うとのこと。
屋敷が開通すれば少しでも状況は明るくなるはず。
それを信じて頑張ります。

今日中に少なくともあと1回は更新します。
入手できた情報は必ず載せていきますので、
見守っていてください。
それではまた。

庄山