2014年2月18日火曜日

孤立4日目:家畜のエサのタイムリミットまであと6日

皆様おはようございます。

本日もとてもきれいな晴天となっている神津牧場です。

さて、本日朝から牛舎作業をし、
牛舎の状況も詳しく分かったのでお知らせしたいと思います。

本当は、大変な方がたくさんいるんだから、
せめて明るく頑張ってることをブログに書いていきたかったし、今もそうです。
ですが、そう言っていられない状況があるということが分かってきました。

①集落“屋敷”からの道について
T建設さん、頑張って掘り進んでいます。
あと十数メートルというところです。
あの道の中で一番の難所なので、
時間がかかるみたいです。
ただ、今日中には開通します!

②ウシのエサについて
タイムリミットが刻々と迫っています。
搾乳牛については、もってあと6日です。
現在、ジャージー牛250頭、与えるエサを減らしています。
もともと、家畜のエサは最大限に生産ができる量しか与えていません。
それを減らすということは、生産性に影響が出るだけではなく、
体全体の調子を崩すことにつながります。
はっきり言いますと、非常によくない状況です。
ちなみに6日と言ったのは、通常通りエサをやって6日という意味ではなく、
限界まで減らした状態であと6日という意味です。

③その他の道について
進展がありません。

ウシのエサについては、実は③の国道254号線からあがってくる道、
つまり約6kmの山道を除雪しなくてはなりません。
エサ屋さんに頼んでいる量がとても多いので、小さい袋でちょいちょいと持ってくる、
なんて状態ではないのです。
昨日開通させた集落、屋敷への道は、
牧場のホイールローダーで約2kmかくのに約20時間ほどかかっています。
6kmの道のりを、大型車が通れるようにかくためには、
同じ距離でもおよそ倍くらいの時間がかかります。

今日、牛乳を搾ってて、
ウシたちが「もうないの?」という振る舞いをするのを何度も見ました。
タンデム式の搾乳ユニットから出て行かなくて、
首ヒモはずして、ユニットの扉を開けても、
エサが出てくるところに頭突っ込んでエサを探してるんです。
もっともらえるはずだって感じで。

お願いですから、254号線、早く開通させてください。
そして牧場への道のり、
なんとか開通させていただけないでしょうか。
T職員もそちら側へ掘り進む作業を初めています。
家畜が飢えていくのは、見ていられません。

職員の出勤状況ですが、
本日、配達のベテランI職員が屋敷からの道のりをなんと徒歩で登ってなんとか出勤してきました。
でも、他の方、特に佐久方面に住んでいる職員は出勤できていません。
そんな状態なんです。

山の上で、人間だって8人しか閉じ込められていないからって、屋敷が通ったからって、
後でいいやと思わないでください。
そして、人命優先、動物は人間が落ち着いてからというのも理解できます。
でも、見捨てないでください。
牧場の人間はなんとか食いつないでいますが、
家畜たちは確実に飢えていっています。

屋敷の道が通っても、
私たち全員、まだ自分が使っている車すら、雪の中から掘り出せていません。
他に優先すべきことがたくさんあるから。

明るく、元気に頑張るから、どうか、よろしくお願いします。
また、今日、17時以降になるとは思いますが、
必ず更新します。
それではまた。

庄山

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