2012年7月22日日曜日

甘茶

牧場園地にはお地蔵様があるのですが、この時期になるとその両脇にある甘茶が毎年花を咲かせます。
甘茶は、ユキノシタ科の落葉低木でガクアジサイの変種なんだそうです。
牧場周辺に自生しているヤマアジサイよりも青色が濃く出ていてきれいです。
甘茶は、その名の通り若い葉を蒸して揉み、乾燥させて煎じることによって、とっても甘いお茶が出来るそうです。
またまた牧場の牛乳を使って鶏肉のミルク煮を作ってみました。
牛乳をそのまま飲むのが苦手な人でも料理に使うと美味しく食べれると思います。
ジャージーの牛乳は、濃厚で鶏肉料理にぴったり!美味しかったです。

早い地域では、今週から夏休みに入るようです。標高1000m真夏でもめったに30℃を超すことがない避暑地、神津牧場に皆さん遊びに来てください!   石橋


2012年7月20日金曜日

樹雨

梅雨明け宣言が出て、神津牧場でも暑い日が続きましたが、今日は一転、深い霧に覆われています。


ふと、道路を見ると地面がまだらに濡れているではありませんか。
誰かが水でも撒いたのかと近寄ってみると、ポタポタと水滴が落ちてきます。

もみじの葉が濡れていて、そこから落ちてくるのです。
霧の水滴をもみじが捕まえて、水滴として地面に落としているのです。

たしか、この現象は樹雨(じゅう)といったのではないかと、WEB検索で調べてみると、

「樹雨(きさめ)」として載っていました。

百科事典マイペディアの解説.
濃霧が森林を流れていくとき,霧粒が樹木の葉等にとらえられ,そこから大粒の雨となって降る現象。地形の影響で絶えず雲をかぶっているような山地は樹雨が多い。ケープ・タウンのテーブル山の樹雨は有名で,年間雨量の2倍も樹雨が降る。

周りを見渡すと、さくらの木の下も少し濡れていました。
山の中の牧場ではこんな現象を時折見ることができます。

(追記)

ありました。樹雨(じゅう)という読み方です。

ジュウ 樹雨 [fog drip] 森林を流れる霧の水滴が樹冠にとらえられ,集まって滴下し,または幹を流下する現象。(沼田真編 生態学辞典 築地書館)

(須山)