2012年2月6日月曜日

軽井沢ふるさと探検隊「アニマルトラッキングと雪あそび」(第2日)

(第2日)
朝5時30分、氷点下8度の闇の中、こごえながら星を見に集まりました。
残念ながら、満天の星空とはいきませんでしたが、火星や大熊座のヒシャク、北極星が見えました。


その後、朝の搾乳を見に行きました。牧場では朝は午前5:30から、昼は午後2時から365日休みなく搾乳をしています。


搾乳のついでに、仔牛に朝のご挨拶にいきました。

2日目の体験はシカの革細工・角細工の制作です。
軽井沢の「革の子工房」の不破さんのご指導です。
子供だけでなく、お母さんも夢中でした。


作ったのは写真の左側のストラップと小物入れです
四つ編みを伸ばしてシカの角に通し、上手に止めるとストラップの完成です。
シカの生皮はお湯に浸すと柔らかくなり、乾燥すると堅くなります。
柔らかいうちに瓶の底にあわせて形を作り、乾燥させると小物入れのできあがりです。

少し前まで、私たち人間は身近な生き物を利用して、生活を豊かにしてきました。
「シカは捨てるところがないんだよ。」と不破さんはおっしゃっていました。

こうして、盛りだくさんのふるさと体験隊のプログラムは無事閉幕となりました。
参加した皆さん、サクラソウ会議の皆さん2日間、お疲れ様でした。
私たちも身近なシカについて、新しいことを教えていただきました。ありがとうございました。
・・・・  付録 : 私がとても感動したこと  ・・・・・・
Perma Lok : 写真中央の針金のようなもの。何に使うのか判りませんでした。
手に取ってみると左の先端は丸くなっていて、右はパイプのように穴が開いていました。

答えは下の写真です。
シカ皮の紐の先端を細くとがらせます。
その先端を右端の穴に回しながら入れると、とてもしっかりと止まります。
そう、この金属棒は縫い針だったのです。穴はねじ溝が切ってあるのです。
溝が切ってあるだけでこんなにしっかり止まるのかと感動しました。
知恵を感じます。


(須山)

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