ここの所、牧場の気候も梅雨に入り晴天という日は少なくなりほとんどの日が雨か霧の中となっています。放牧地の中にこんなものが見えます。これはナンでしょう?
答えは「アブトラップ」です。上から見るとこのように、透明なアクリル板が張ってあります。
アブは四角い黒いものに強く誘引されます。近くに来るとこの四角の下に潜り込みます。潜り込んだアブは一瞬暗闇に入ったような気分になって、上に見えるアクリル板越しの明るい空めがけて飛び上がり、ぶつかって左右のトラップに飛び込んでしまうそうです。
今月から雨の中ですが、牛の天敵のアブの捕獲の装置を牧場内に30か所程に設置しました。装置といっても簡単で一度装置内に入ると出られなくなる構造で1ヵ月おきに場所ごとに回収して捕獲数や種類などを集計して他の機関と協力しながら捕獲試験を平成22年から継続しています。平成22年には33,251頭、23年には18,403頭、24年には19,354頭、25年には6,060頭と年を追うごとに捕獲数が減少しています。(O)
詳しい構造や作り方はこちらをご覧ください。
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