本日の天気:晴れ(快晴です!)
本日の最低気温:-3.1℃
春になってきた!と思ったら昨日は雪。
今日も-3℃まで下がった、と、まだまだ油断禁物な神津牧場です。
ただ、現在も気温は上昇中で、
日中は春の陽気になりそうな予感がします。
ウシたちも、
斜面の南側に身体を横たえて日向ぼっこ中。
先日紹介した池のほうから撮影すると、
なんだかとてものどかな風景が撮影出来ちゃいました。
池も植物プランクトンたちが繁殖しだし、緑色になっています。
さて、そんな道中に変なものを見つけました。
この黄緑の物体です。
これは一体なにか。
手に取ってみると、
このくらいのサイズ感です。
これ、実はウスタビガというヤママユガ科のガのまゆなんです。
右側にある「ちょろりん」とした糸で木の枝や草に絡みつき、
ぶらさがって羽化まで過ごします。
ウスタビガは10月~11月に成虫になって卵を産み、卵の状態で冬を越します。
このまゆに卵はついていなかったので、
羽化した成虫はきっとどこか別の場所に卵をうみつけたんでしょう。
卵から生まれた幼虫は青々としたコナラなどの葉っぱを食べ、
まだ葉が青いうちにまゆを作ります。
冬はやたらと目立つ黄緑色ですが、夏はきちんと青い葉に隠れているのです。
やっぱり自然は素晴らしい。
ちなみに・・・こんなおもしろい形をしていれば、
別名がなんかあるはず。
そう思って探すと出てきました。
その名も「ヤマカマス」
カマスといっても魚のカマスではなく、
昔、ムシロを2つおりにして作った袋のことを「カマス」と言ったそう。
ということは、山の袋、とかそういう意味だったのですね。勉強になりました。
前に紹介したクスサンのまゆ、スカシダワラ、
今日紹介したウスタビガのまゆ、ヤマカマス。
まだまだ勉強することは山ほどありそうです。
それではまた。
庄山
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