2013年10月12日土曜日

マムシグサのその後・・・

本日の天気:快晴
   最低気温:14.8℃
            湿度:43%

この2日間ほど、この季節ではありえない暖かさが続いています。
今日のニュースでは「観測史上最も遅い真夏日」なんて見出しが出ていましたが、
神津牧場も例にもれないようです。
日中は半そでだけでも十分に過ごせました。
写真のように、牛たちも心なしか快適そうです(そして空気が澄んでるから青い空がきれい!)。

さて、タイトルからも分かる通り、
筆者の大好きなマムシグサのネタ、アゲインです。
現在のマムシグサの姿はこちら↓
非常にグロテスクな様相を呈しております。
規則正しく美しく、真っ赤な実をつけていた姿はどこへ行ってしまったのでしょう?
でもこの後、この大きな赤いぶつぶつの種を落とし、
足元に種子散布をしてマムシグサの一生は終わりです(もちろん、来年、同じような場所からまた出てきますけど。)。
なんだか寂しいですが、なかなか興味深い植物ではありませんか。

神津牧場には様々な植物があるということを書いたことがありますが、
様々な植物があるということは、
様々な繁殖戦略(要はどうやったら自分の子供を広い地域にたくさん残せるか作戦です)があります。

マムシグサのように種を足元に落とす奴、
風に運んでもらうためにプロペラをつけちゃった奴、
動物の体にくっついて運んでもらうために適度にとげとげして待ち伏せしている奴、
動物に食べて運んでもらうために適度においしく、
でも全部食べられたらダメだから適度にまずくなっている奴、
鳥に食べて運んでもらうために派手な色をつけて高いところになっている奴、
そもそも種には頼らず、地下茎(ちかけい:地下に伸びた茎のことです)で増えちゃうぜっていう奴・・・。

みなさん、植物って物を言わないから面白くないって思っていませんか。
動かないからつまんないって思っていませんか。
でも実は、物を言わない、動かないからこそ、きちんと知れば愉快な奴が多いのです。
また少しずつ、機会を見つけて紹介していきますね。

そして最後に番外編ですが・・・。
植物ではなく「菌類」。キノコです。
名前がわからないので、もし分かった方がいらっしゃったらコメントをください。
ちなみに、右側は筆者が愛用している作業用手袋です。キノコ、大きいですよね、これ。

キノコは種ではなく「胞子」という粉のような煙のようなものを使って増えていきます。
いまはにょきにょきと謎のキノコたちが生えている時期なので、
それを探すのもまた一興です。
あ、でも毒キノコもありますので、むやみやたらに食べちゃだめですよ。

秋が深まる神津牧場、19・20日にはもみじ祭りも開催します。
みなさまぜひ、遊びに来てくださいね。

それではまた。

庄山

2 件のコメント:

  1. はじめまして。 キノコですが もう少し しっかり見れると いいのですが
    マスタケ ではないでしょうか? 神津牧場には 美味しいキノコ たくさんありますよ。

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  2. 匿名様

    はじめまして。神津牧場の庄山です。
    早速のコメント、ありがとうございました!
    やはり、マスタケですか。。。実は筆者、このキノコが気になってしまい、昨日からキノコ図鑑とにらめっこしていました。
    そしたら私も、匿名様と同じ「マスタケではないか」という結論に至ったのです。
    でも写真だけで分かってしまうなんてさすがです!ありがとうございました!!
    もしよろしかったら・・・神津に遊びに来た時に、筆者に話しかけてください。ぜひキノコ談義をしたいです!!

    庄山

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